未経験で医療事務を目指す方にとって、どの程度のパソコンスキルが必要かは以前記事にしました。
入力程度のスキルってどうやって図ればいいのでしょうか?
練習はどんなことをしたらいいのか?
パソコンを使ったことのない人によく聞かれるのでお答えしたいと思います。
今回の記事はパソコンを普段使用したことのない人向けに書いています。超初心者向けなので、使える人はここでページを閉じることをお勧めします(笑)
医療事務員は何のためにパソコンを使うのか?
パソコンといっても医療事務員はどんな場面でパソコンを使用するのか未経験の方にはイメージ出来ないと思います。私の勤務先のクリニックの場合ですが参考になれば幸いです。
医事課で使うパソコンは主にレセコンになります。
このレセコンに必要な情報を正確に入力する事が医療事務員の一番のお仕事ではないかと思います。
必要な情報とはざっくり言うと「患者情報」「算定情報」「その他」になります。
「患者情報」とは患者さんの氏名、住所、電話番号、保険情報、既往歴等々・・・医療機関によって(レセコンメーカーによっても)違いはありますが、大体同じではないかと思います。メーカーによって入力のやり方等が違いますが、パソコンの文字入力程度できれば大丈夫です。
「算定情報」とはカルテを見て診療情報を読み取り算定できる項目を入力することです。電子カルテを導入している医療機関であれば、ドクターや看護師が入力した情報がそのまま取り込むことが出来ますが、紙カルテの場合はレセコンに自分で入力していかなくてはなりません。
レセコンのメーカーで入力の仕方が違うと思いますが、それぞれにコードが決められていてそれを入力するだけなのでたくさん文字を打たないといけないという事はあまりないです。
電子カルテ、紙カルテどちらにしても算定のルールを知っておいたほうが業務の覚えは早いような気がします。
参考記事→紙カルテと電子カルテ、医療事務員の仕事内容の違いは?
「その他」とは頻繁ではないですが、院内掲示物や受付簿などを作成することがあります。パソコンが出来ない人に(看護師さんが多い)書類作成を依頼されることもあります。
どんな仕事でパソコンを使うのか分かると、どこまでのスキルが必要か、自分に足りないものは何かが見えてくるのではないでしょうか?
入力程度のスキルとは?
入力程度とよく聞きますが、どこまでのスキルを求められるのかが気になりますよね。
医療事務においては高いスキルは求められないので、文字や数字が入力できるという事になります。ブラインドタッチまでは求められませんが、キーボードの文字の位置は大体どこにあるのかわかるようにしたほうがいいと思います。
全く入力をしたことがない人は、1日15分程度練習をおすすめします。
「習うより慣れろ」です。
ローマ字入力とかな入力
視覚的にはかな入力のほうが分かりやすいですが、経験上どの職場にいってもパソコンがローマ字入力で設定されているので初心者の方はローマ字で覚えることを推奨いたします。
ローマ字入力とは例えば「おはよう」と入力する時は「ohayou」とキーを打つことです。
電源を入れる~シャットダウンまで出来るようにする。
そのくらい出来るよ~なんて言われそうでごめんなさい(汗)
自分で電源を入れてパソコンを立ち上げてシャットダウン(電源を切る)又は再起動まで一人で出来るように流れを頭に入れておきましょう。
私の職場で実際にあった話ですが・・・
朝の早番は出勤したら一番に医事課のパソコンを再起動しなければならないのですが、その日は担当が間違えてシャットダウンをしてしまったようでかなり慌てていました。いつもは再起動される画面が出るはずなのに真っ黒になってしまったと半泣きで慌てていました。
落ち着いて考えたら、普通に電源を入れたらOKなのですが、電源を入れるボタンが何処にあるのかも知りませんでした。
日常的にパソコンを触らない人は慣れないといざと言う時に慌ててしまいますので、最低限の事は頭に入れておいた方がいいですね。
医療機関によってメインパソコンの立ち上げ方は違うので、入職したら確認しておいた方がいいですね!
このサイトがとても分かりやすく説明されてますので、分からない方は一読することをおすすめします。→パソコンの電源の入れ方と正しい切り方
まとめ
いかがでしたか?
医療事務に求められるパソコンスキルはさほど高くはないです。
最低でも 電源を入れる→必要なソフトを立ち上げる→入力する→シャットダウンの流れを理解出来ていれば大丈夫です。