経験者重視の医療事務業界ですが、人柄や他業種の経験を買われて未経験でも採用されることはゼロではありません。
未経験だから、教えてもらえるだろうといって事前準備もせずに入職して来られる方がいます。
必要なことは現場で教えますが、ある程度のスキルをつけておくと入職してからが楽です。
では未経験で採用された場合はどんな準備をしたらいいのでしょうか?
今回の記事では医療事務の未経験者が採用された時に準備しておきたい3つのスキルをご紹介します。
医療事務の未経験者が採用されたときに持っておいて欲しいスキルは3つ!
医療事務で採用された場合、未経験の方が事前に準備しておきたいは以下の通りです。
・コミュニケーション能力
・最低限のパソコンスキル
・医療事務の知識
これは私自身が実際に未経験で採用されて必要性を感じた事と、
現医療事務員として未経験の方に最低限準備をしてほしいと思ったことをまとめました。
一つずつ解説をしていきたいと思います。
コミュニケーション能力
医療事務に限らず、どの職種においてもそうですが、コミュニケーション能力は医療事務員にとっては必須のスキルになります。
クリニックや病院では新人に覚えてもらう最初の仕事は受付業務になります。
患者さんが病院で一番最初に訪れる場所が受付です。
病院の顔にもなる受付ですから、病気で来られた患者さんや家族の不安を和らげるような対応を求められます。
・安心感を与えられる言葉づかいや笑顔を心がける
・専門的な医療用語を分かりやすく伝えられる
・相手の要望を理解して、的確な回答ができる
入職したては慣れなくて緊張してうまく立ち回れません。
しかし以上のことを事前に頭に入れておくだけでも、今後の役にたちます。
最低限のパソコンスキル
未経験者が持っておきたいスキルの一つにパソコンスキルがあります。
普段パソコンを使わない人にとっては難しいイメージがあるでしょう。
しかし医療現場で必要なパソコンスキルは「パソコンを立ち上げてシャットダウンできる」能力と、「正確に入力ができること」たったこれだけです。
医療事務の現場で使うソフトは、電子カルテとレセコン(レセプトコンピューター)のみ。
この2つの入力を正確に行うスキルさえあればいいのです。
医療事務の仕事では、ExcelやWord、PowerPointなどのソフトを使いこなすまでのスキルは必要ありませんが、使える人は他の人との差別化も図れるので歓迎されます。
全くパソコンを触ったことがない人は、少しでも予習をしておくといいでしょう。
医療事務の知識
よく医療事務の資格は民間資格、取っても意味がないといった意見を見かけます。
確かに医療事務として働くために必須の資格ではありませんが、
医療事務の基礎を知っていたほうが、入職後の理解のスピードが違います。
現場では忙しくて新人にゆっくり丁寧に教えている暇がないのです。
知識のない人に一から教えるより、医療事務のベースが少しでもあったほうが
教える側も楽ですし、教わる側も言葉の意味や算定の知識があったほうが
理解も早いでしょう。
資格は必要ではないけれど、「知識をつけるために」少しでも勉強をして入職に備えて欲しいものです。
資格自体が大事なのではなく、資格を取得するために勉強をした過程が大事です。
医療事務は検索力が必要になる仕事でもあります。
資格取得の中で培われる検索力は、仕事をするときに活かされるスキルとなるでしょう。
【医療事務の未経験者が必要なスキルは3つ】のまとめ
未経験の方が医療事務として採用されるまでの道のりは大変ですが、
入職した後は想像以上に覚えることが多く、一人前になるには時間も必要になります。
折角医療事務として採用されても「こんなはずじゃなかった」と辞めてしまってはもったいないですよね。
最低限のことは勉強しておいて損はありません。
・コミュニケーション能力
・最低限のパソコンスキル
・医療事務の知識
今回の記事では、新人を教育する側に立ってみて感じたことをまとめました。
これから医療事務を目指す未経験の方々の参考になれば幸いです。